マカデミアナッツ脂肪酸フィトステリル
由来
天然マカデミア種子油から得られる脂肪酸のカルボキシ基と、植物由来のフィトステロールズのヒドロキシ基を脱水縮合したステロールエステル(細胞間脂質類似物質)です。
ベネフィット
ステロールは、肌のバリア機能を担っている細胞間脂質の構成成分であり、肌にとって重要な成分だと言われています。高い保湿力があるものの、融点が高く、化粧品に配合することが困難でした。
ステロールをマカデミア種子油の脂肪酸とエステル化することで処方しやすくなり、一般のエステルにはないラメラ液晶構造を示します。融点が体温付近に調整されているため、低い粘度を発揮し、しっとり且つさっぱりとした使用感を実現します。
マカデミアナッツ脂肪酸フィトステリルは約3倍量の水を吸収する抱水性をもち、肌に柔らかな感触を付与する優れたエモリエント効果があります。さらに、皮脂のワックスエステルを構成する脂肪酸と同様に、パルミトレイン酸の含有量が高いことから、肌との親和性が非常に高いと考えられています。
マカデミア種子油とフィトステロールズは皮膚刺激性やアレルギー性がほとんどなく、マカデミアナッツ脂肪酸フィトステリルとしても20年にわたる化粧品配合実績において安全に使用できると結論付けられています。
エシカルスタンダードへの準拠
持続可能な栽培環境で生産された自然原料を使用しており、環境への有害性がほぼありません。