乳酸球菌発酵由来ヒアルロン酸=ヒアルロン酸Na
由来
乳酸球菌を用いる発酵法より得られるヒアルロン酸のナトリウム塩です。
ベネフィット
ヒアルロン酸は「モイスチャー マグネット」(水分の磁石)と呼ばれており、たった1グラムで2〜6リットルの水を抱え込むことができます。
ヒアルロン酸は肌の複数の層に存在しており、真皮では線維性組織を形成する間質成分の基質として、水分量の調整や細胞の足場という、肌の柔軟性を保つ重要な役割を担っています。
表皮において、ヒアルロン酸は上層に上がるほど含有量が増加し、細胞を支えるとともに酸素、イオン、栄養成分、生理活性成分、代謝老廃物などの移動や拡散に寄与していると言われています。角層においては、水分量の調整や細胞間脂質との相互作用等に関与している可能性があると考えられています。
角層と表皮のヒアルロン酸が、加齢や紫外線などの外的要因によって減少するのに伴い、肌の水分量や柔軟性が失われていきます。角層は、保湿機能が低下し水分量が10%以下になるとひび割れや肌荒れが生じるため、角層が含む水分量は肌の美しさを決定する重要な要因です。
ヒアルロン酸Naは優れた水分保持機能をもち、湿度変動に対して影響を受けにくく、肌の表面に安定したしっとり感と潤滑性のある膜を形成し肌の水分蒸散を防ぎます。さらに、グリセリンとの併用で保湿効果と持続性が相乗的に増加します。角質水分量を効果的に増加させ、ごわつき、小じわ、くすみ、毛穴の開き等の美しさを妨げる要因を改善します。
また、低分子の加水分解ヒアルロン酸と合わせて配合することによって、吸収率と浸透力(角層まで)を向上させることができます。
ヒアルロン酸Naは化粧品において30年以上の配合実績があり、刺激性がほとんどありません。
エシカルスタンダードへの準拠
オーガニック化粧品COSMOS認証を取得しており、環境、生物多様性、人体への有害性がないことや天然資源の責任ある使用が保証されています。