ガザ地区における医療従事者への寄付活動について
世間は徐々にホリデームードに浸り、心が温まるイルミネーションや喜びに溢れる音楽が、街を煌びやかに染めてゆく。
そんな中、私たちは自問せずにいられなかった。
「この平和を当たり前のように噛み締めるだけで良いのか」と。
ガザ地区は二十年以上にわたり、多くのパレスチナ人にとって大きな牢獄のようなものだった。そして今、それが大きな墓場になろうとしている。
絶えない空爆によって落とされていく命、その約4割は紛争で家族を失った罪のない子供たちだ。食料や薬、最低限の人道援助さえも許されないこの地域では、逃げる当ても、国境を越えて避難する手段も、与えられていない。
私たちは、医療施設や医療従事者の基本的保護が保証されていない中、ガザ地区で救命医療を提供し続けている国境なき医師団のパレスチナ人スタッフに敬意を示すと同時に、11月から12月にわたるホリデーシーズンの収益の10%を寄付することを発表いたします。
子供たちに希望が持てる明日を迎えて欲しいから。
今ここで、やるべきことから目を背けることはできないから。
更なる悲劇を生まないためにも、私たちはテロリストに一切の理解と寛容を示すつもりはありません。
募金が人命救助のために正しく使用されていることを、国境なき医師団の活動レポートを通じて注視していきます。
大勢の方と同様に、私たちは人質の方々の一刻も早い解放と、この紛争で大切な家族を失った遺族の方々の心の平安をお祈りしております。
お客様やステークホルダーの皆様のご理解とご協力に、心より感謝いたします。
ロサ・フェア株式会社
代表取締役 柳井瀬那
2023.11.04